2012年3月6日火曜日

10円

今日は、やけに自販機の10円玉の投入成功率が高かった。

というのは、僕のオフィスにある自販機のことである。
いつもなら10円玉を3回入れたら、必ず1回は釣銭のほうに落ちてくる。それくらい厳しい。

初心者の場合ここで、いったん釣銭口からそれを取り出し、もう一度投入するだろう。
中級者なら、釣銭口から回収した10円玉はサイフに戻し、別の10円玉を投入して、的中率を上げるだろう。
なぜなら一度投入に失敗した10円玉の形状に何かしらの問題がある可能性が否定できないからだ。

しかし、これらの場合、次の投入で失敗したら、同じ行動を繰り返すことになる。
最悪、何度やっても戻ってくるといった罠にはまり、周りがざわつく始末に。 「…あの人自販機に嫌われてるー。。。」


そこで上級者は、構わず「入れ続ける」という行動に走る。これにより釣銭回収の手数を減らすのだ。
その入れ方も、コインゲームの投入フォームで、チョリチョリチョリチョリ・・といったスピードで入れる。
具体的に書くならば、6~7枚を一度につまむ形で、端から流し込むのだ。
慣れると、一つずつ入れるのではなく、「流れ出ていくように」美しく10円を投入できる。これを速射という。

目的の金額に達しても、関係ない。入れ続けるのだ。決して恐れるな!10円を信じろ!

こうして目的の飲み物を買い、釣銭を回収して任務完了。

ただし後ろに人が待っている時、速射を使うと確実に ひかれるのでやめておこう。

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