2012年2月12日日曜日

グラディエーター

映画グラディエーターは、一番好きな映画である。


しかし何度見ても、タイグリスのマスクが不自然に戻るシーンだけは気になってしまう。

解説するとこうだ。

コロシアムでのマキシマスとタイグリスの戦い。


タイグリスは無敗だがマキシマスと違いブランクがある、しかしシーザーが仕組んだ虎の罠を知っていて

巧みにマキシマスを襲わせる。 が、結果的に片足にクリティカルダメージを受けひるんで倒れてしまう。

ここで倒れた衝撃でスライド式の仮面がシャキーンと開く様子がしっかり映っている。


しかし、次のカットでマキシマスが彼に近寄り、開いたはずの仮面をもう一度開く。


おや、その間にわざわざ仮面を戻したのか?・・・。


そんな時間はない。

いや、見栄えを気にする余裕があったなら、先に攻撃するべきだ。


そもそも僕なら、命かかってる試合で、視界を奪う仮面は断固として装着しない。

相手が盾持ちなら尚更。 盾をひっぺがすために、まず槍がいるだろ! と。

装備は互いにシークレットなのか? それではまるでじゃんけん勝負じゃないか。



実際に僕がコロシアムに行った時、その広さにびっくりした。ここでサシで1対1? ムリムリムリ。

ストリートファイターや鉄拳の経験者なら分かると思うが、横に制限のない試合など成立しない。

おそらくだが、ここで死んだ人間は思いのほか少ない。処刑に近いものか、多くは動物だろう。


僕の勝手な予想だが、人は本来、血と死を見たいのではない、勝利を見たいのである。

勝利が決まれば、情けをかけて相手の命は奪わない。 

ローマ市民よ、2000年たった今、改めて聞くがそうだったんだろう?!

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